かわたなガリレオクラブ
科学教育支援ボランティアグループ
Kawatana Galileo Club
お知らせ
〇25.05.30 出前講座について
〇25.05.25 立体万華鏡ラビリンス
〇25.05.21 第8回科学教室について
〇25.05.19 第7回科学教室(受講生偏光板万華鏡画像)
「科学教育の普及・啓発助成」に採択されました。
「かわたなガリレオクラブ(KGクラブ)」は2025年度公益財団法人東京応化科学技術振興財団第20回「科学教育の普及・啓発助成」
に採択されました。地域の子どもたちへの科学教育の普及や啓発活動に活用させていただきます。
第3回科学教室
「3D万華鏡ラビリンス」
・科学工作
☆三角柱ビー玉万華鏡
☆空間充填万華鏡(3D万華鏡)
第4回科学教室
「化ける科学〜手に取って運べる水と様々なスライム」
・実験
☆手に取って運べる水
☆伸びるスライム・磁石スライム
第7回科学教室
「偏光板の世界T」
・偏光板を使って光弾性などの実験
・科学工作
☆「ブラック・ウォール」
☆「偏光板万華鏡」
KGC Note
浮かんで走る地面効果物体
「
シンガポールの企業が五島で“空飛ぶ船”を計画し、デモフライトを検討、実用化への可能性を探っている」(2025/01/03長崎新聞
ホームページ)とありました。
空飛ぶ船は、
「地面効果」で揚力増加と抵抗を減少させて、地表ないし水面から数十センチ〜数メートルほどの高度で航行する物体です。自然界でも鳥の翼が地面や水面の近くで性能が高まることが知られています。また、人力のみで空を飛ぶ<鳥人間コンテスト>では、機体を海面スレスレで飛行させ、極限まで地面効果を利用し距離を稼ぐために、懸命にペダルを漕いで速度を維持しようとする姿があります。
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6月21日 第8回科学教室は「地面効果滑走体」です。
初めに空飛ぶ船(AirFish)や鳥人間コンテストの人力飛行機が水面近くを飛ぶ映像を観察した後に、機体を押し上げるように上向きに働く力(揚力)についても簡単な実験をして確認します。前半で学んだことをイメージしながら、地面効果で浮かんで走る物体を工作しましょう。実際に走らせて「地面効果」を確認し移動距離も測ります。10m超えたら成功です!私たちが過去に科学教室で実施した最高記録は11m50pでした。(小中学生対象)
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6月4日 第1回 科学工作出前講座は「回転の科学T<イリュージョンコマの不思議>」です。
コマを回す力様々な色で着色したコマを工作して回してみましょう。まったく違った模様や色が見えてきます。こうした不思議を体験しながら、コマが倒れない理由について、実際にコマを使って確認します。また、コマの周波数から回転数を測定して、回転するコマの速さを求め、私たちの周りで回転し動いている物体を取り上げ比較したり、自作したコマの回転時間を測定したりしてみましょう。(小中学生対象)
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6月 第2回 科学工作出前講座は「回転の科学U <ジャガイモでコマはつくれるか?>」です。
コマを回す力<トルク>と物体の重心の求め方について学んだ後で、様々な物体の重心を確認し、コマを工作して、回してみましょう。最後は、いろいろな形のコマをつくるために必要なルールを見つけよう。(小中学生対象)
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6月6日 第1回 地域出前講座は「ワクワク楽しい科学工作T<ニュートンコマ>をつくろう」です。
前半は様々な種類のコマを紹介します。その後「ニュートンコマ」を工作して、実際に回してみましょう。成功したら、コマの回転時間を3回測定し自己最高記録をめざしましょう。
「
第3回科学教室〜立体万華鏡ラビリンス」(受講生作品)
KGC Lesson《もしも原子がみえたなら》実施について
講座は、授業書(テキスト)をもとに、話し合い、原子・分子模型を見たり作ったりして授業を進めていきます。
授業書について、重松氏は「…仮説実験授業の《もしも原子がみえたなら》という授業書は、今や仮説実験授業を代表する授業書の一つになっているが、これなどは「分子・原子のイメージ」を習熟させることを前面に押し出して成功している授業書だといえる。筆者はこの授業書を現役のとき何度もやったことがあるが、ある卒業生が高校生になったとき
<高校の化学の授業で、他の子は理解できないことでも、小学生のときに教わった原子・分子の授業のおかげで私はよくわかった>という手紙をもらったことがある。
理解があとからついてきたわけである。」(仮説実験授業研究会ニュース 2025.4,5月号 P49)と書いています。
「ふつうの高校生や大学生たちの多くは,原子や分子の話になると,始めから<そんなことはわかりっこない>と拒否反応を示したりします。ところが,このようにして,《もしも原子がみえたなら》で原子や分子のことを知った子どもたちはみな,原子や分子に親しみを感じます。
小さい頃からわかりやすい原子模型に親しんだ経験はとても大きいのです。」 (仮説社HP)とあるように、時には習熟が学びを支える大きな力になります。
講座では
1億倍の原子模型の他に原子をつないで分子のカタチを組み立てるパズル*
PuzMol(パズモル)も使います。小学生の皆さんでも楽しく学ぶことができます。
*PuzMol(パズモル)は「身近で安価なペーパークラフトを使って原子をつないで分子のカタチを組み立てるパズル」です。<分子のカタチを見える化し化学の学びをもっと身近に>を理念に千葉工業大学山本典史教授が考案された分子パズルです。